- PROTHERM 9800 -

機能と利点

• 接続されている炉やその他の機器に関する情報をきわめて詳細に表示
• 前処理、プロセス制御や品質管理まで、拡張可能な多様な機能と、リソースやプランニングシステムへ統合する機能
• 完全自動生産システム用のモジュール
• 既存のプランニングシステムや生産システムに容易に連携
• 熱処理のシミュレーションを行ってプロセスを最適化し、求められる最終結果を得られる可能性
• Windows®プログラムの基本的知識があれば誰でも簡単に操作できるシステム

システムの特徴

システム構造は、拡張可能な3つの層に分かれており、特定の要件に合わせたアドオンモジュールがあります。Protherm 9800チャートレコーダーは基本的にバッチ生産ログ、アラーム、イベントのログを行います。完全なProtherm 9800 SCADA & Process Control System (PCS)にアップグレードすることが可能で、このシステムにはチャートレコーダー機能、様々な炉とのレシピインターフェース、内部プログラマー機能、Process-Electronic Diffusion Simulation Model（プロセス電子拡散シミュレーションモデル）、ラボレポート、保守スケジューラーなどさまざまな機能が含まれています。SCADA & PCS層はさらにProtherm Manufacturing Execution System (MES)に拡張することが可能で、このシステムには機器使用量計算、停止記録、消費量評価、部品シリアル番号追跡、ロードプランニング・追跡システム、無人自動化、および統計的プロセス制御機能といったモジュールが搭載されています。

ベーシックモジュール

• データベース材料、処理済み部品、処理データベースを保存し、これにアクセスするためのモジュール
• ジョブ監視処理機能や制御機能の使用によるプロセス制御
• アラームプロセス中のジョブのリアルタイム監視
• 炉容量炉のロード容量分析
• ロードシーケンス・ジョブプランニング最適なロードシーケンスやジョブをプランニングするモジュール
• アーカイブ熱処理のアーカイブ（炉運転記録）
• レポート熱処理プロセスのレポート
• ユーザーアクセス管理パスワード保護でユーザーのアクセス、権利、権限を定義

オプションのソフトウェアモジュール

• 品質管理モジュール総合的な品質管理システム。完全にプログラム可能。
• 使用モード単一炉、炉グループ、処理、部位もしくは部位グループごとのトン数、ダウンタイム、占有・使用率に関する統計を含む、炉の使用状況の計算。
• スケジューリングモジュール計画値・実績値、炉ダウンタイム、警告、およびエラーのグラフィック画面を使ったプロセススケジューリングの最適化。
• アラーム通知モジュール電話、携帯電話、Eメールといった既定の通信デバイスにアラームを転送。
• 遠隔サービスモジュールモデム、ISDNルーターやインターネットトンネリングを使用したリモートのサポートやシステムメンテナンス。
• 統合モジュール顧客特定の拡張機能や修正の統合。PLCなどの追加機器を統合し、その値を制御・記録する可能性。

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